讃岐うどんが好まれる3つの特徴

香川県発祥の讃岐うどんは多くの日本人に親しまれています。
そんな讃岐うどんには他のうどんにはない3つの特徴があるのはご存知でしょうか。
その特徴について今から皆さんにご紹介していきます。

まずはじめに、讃岐うどんの特徴は麺のコシの強さです。
口に入れた時に柔らかく、噛むとモチモチしていて一度食べるとクセになります。
この食感は生地の足踏み作業によって生地のグルテン分布を均一させ、絶妙な加水量の多さによって生まれます。
また、量と濃度を調節した食塩水を加え、小麦のタンパク分解酵素の働きを弱め、生地ダレを防ぎます。
これらの要素が組み合わさって独特のコシの強さが生まれるのです。

次に、讃岐うどんには生麺や乾麺ではなく半生麺を使った半生うどんが特徴です。
半生麺は生麺を常温や加熱空気・湿熱空気を使用して、高水分の段階で乾燥を止めて作られます。
半生麺の水分は20~27%程度で生麺の特徴に近く、乾麺の欠点を除こうと開発されました。
つまり、生うどんを作る工程に乾燥する工程を加えたのが半生うどんです。
生麺よりも長期保存ができ、乾麺より小麦粉本来の風味が維持されているため、子どもから大人まで幅広い世代に人気があります。

最後に、讃岐うどんはメニューが非常に豊富なのが特徴です。
この中でもぶっかけうどんは代表的な食べ方で、ざるうどんのつけダレをそのままうどんにかけて食べます。
また、薬味に使われるのはネギとおろし生姜が主流ですが、一部の店では山葵も使われているなど、ぶっかけうどんひとつとっても様々な食べ方があります。

このように、讃岐うどんには他のうどんにはない様々な特徴があり、それが多くの日本人に好まれる理由かもしれません。
ぜひ、香川に立ち寄った際は本場の讃岐うどんを召し上がってみてはどうでしょうか。

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